「いったぁぁあ!!」

少女は、背中を片手でさすりながら立ち上がった。

「ひどいよ…樺羅さんったら…!」

少女は、口を膨らましながらそう言った。

「…ククッ…いや…すまないな…ハハッ…」

彼は、少女のドジっぷりに笑いながら、少女の頭を軽くポンポンと叩いた。

「もぉー…!
私、着替え来るから…!!」

少女は赤面しながら、部屋の前にある階段を下りていった。

「転ぶなよ!」

彼は笑いながら少女に向かってそう言って、部屋の中に戻った。