「なら二泊する?」

彼はニいたずらぽっく笑いながら少女をみた。

「え!?…いいの…?」

「あぁ。夜奈が行きたいなら、会社も急用と電話で連絡する。」

「いきたい!!」

「りょーかい。」

彼は、子供のような笑顔をみせて、電話を持って外へ出て行き、会社に連絡をいれた。

『夜奈が行きたいなら。』

その言葉は、彼の本心であり、少女の喜ばせてあげたいという思いが、自分でも気づかない内に生まれてきていた。

彼は、電話で3日間の休暇をとると連絡を入れ、少女の元へ戻っていった。