少女は、彼に向かって、何度も頭を下げて謝った。

「いや…謝る事はない…。
……俺は、会社に行くから、何か買って飲み食いしてくれ。出る時にカードを置いていくから…。」

「…あ……」

「ここはもう二度と入らないでくれよ。」

「……え…?
………うん…。ごめん。」

彼は、少女の沈んだ表情を歯がゆいような気持ちで見ながら、地下室をでて、ロックをかけた。
そして、早足で階段を上り 部屋へ行った。