「……ここで、前…殺人事件があったんだよ。。…俺が住む前に住んでた人らしいんだけど……地下は不気味だから…セキュリティーロックをかけて、あんまり近寄らないようにしていたんだよ……」

つまりつまり、彼は何とか話をまとめた。
勿論、そんな話は嘘。
この屋敷は、彼は建てたものだ。

「殺人事件……?
…そっか…。ハハッ…そうだよね…」

「…え……」

「あ……ごめん…。私、この部屋にいる間、いろんな事 考えちゃって…。。その……樺羅さんが、1人でこんなに広い家で住んでるって…もしかしたら、誰にも言えない様な事を……してるのかなぁ…って思ったりしてて……ハハッ…ごめんね…。不愉快だよね……ごめん…」