「ねぇ、樺羅さん。少し質問してもいい?」

「…ん…?構わないが…。」

彼は、戸惑いつつも 了承した。
質問…一体何を…。
そんな不安感が、渦をまいてでてきた。

「ここに入った時から、思ってたんだけど…ここのお屋敷には、樺羅さん以外の人は住んでないの…?」

少女は、ズボンに目を向けながら尋ねてきた。

「あ……あぁ…。俺は、人に頼るのが嫌いな質でな…。。」

「そっか…。じゃあ、1人って事…?」

「え……」

「1人暮らしって事…?」