電気のスイッチをいれると、天井にぶら下がっている大きなシャンデリアと、横についている照明が明るく辺りを照らした。
「わぁ…すごい…。」
辺りを見渡しながら、目をキラキラさせていた。
とても感動し、小さな子供のようにウキウキした気持ちではしゃいでいた。
屋敷の中には、高価な絵画や、世界で一つしかないと言われているダイヤモンドなの、豪華な物品が沢山並んでいた。
「あなた、すごいお金持ちなのね…!」
少女は、弾んだ声でそう言った。
「……ありがとう。さ、部屋に案内しよう。」
そう言って彼は、階段の方へ歩きだした。