「でも想像以上に面白かった!
つき合ってくれて有難う!」

少女は立ち上がると、体を伸ばしながら笑顔で振り向いた。

その笑顔に、傷ついていた気持ちが嘘みたいに、彼もつられて笑顔になった。


彼らはその後、商店街をうろついたりして時間を過ごしホテルへ戻り一夜をあけた。

日に日に強くなっていく少女への思い。
気がつきたくなくても、止めようのなく溢れていく気持ち。

彼は、日を増す度に、少女のことばかりを考えるようになっていた。