ピーポーピーポー





救急隊『柏さん。聞こえますか?痛い所ありますか?』



『…』



椿『真琴!!大丈夫かっ!?おぃ!しっかりしろっ!!』



意識が朦朧としている中誰かが私の顔を見ながら話している声が聞こえた。



だが、私はそれに答えられず目を閉じた。



そして、この日を境に私の今までの記憶が頭の中から消えた。