「そ…そーなんですか…」



誰なんだろ…?先輩の好きな人…。




またカイト先輩の瞳には私が映らないのかな…。





「カイト先輩…私応援してます。」



「え…?」



「それじゃッ!!!」


早く先輩の前から立ち去りたい




早く人がいない所に行きたい



「ちょっと待てよッ!」



グッ




先輩に腕を捕まれた



「キャッ」



私のミスで手に抱えた先輩への思いの原稿用紙が床に全て落ちた。



「あッ!悪りぃ!」


急いで先輩が原稿を拾おうとする



「あッ!!いいんです!」



「あれ…これ…?///」





遅かった…しかも最後のページを一枚読んでしまった先輩