吉崎先生:「それより、何で真梨奈がここに?」
真梨奈先輩:「何で、じゃないわよ!奈緒ってば、教育実習のこと一言も言わないんだから!」
吉崎先生:「それは…、私が先生だなんて恥ずかしくて…、真梨奈、絶対面白がって来ると思ったの!でもどうやって知ったの?」
真梨奈先輩:「ヤッチャンから聞いてね!間に合って良かったわ。」
ニコッと微笑む真梨奈先輩がヤヨッチャンの方を向く。
ヤヨッチャン:「はい、真梨奈先輩とはバイト先で会ってて喋っちゃいました。」
吉崎先生と真梨奈先輩が喋っているのを見てると、あまりにも普通の友達で…何だか今までの教師像が崩れてく。
先生ってなんだか遠い存在のような気がしてたけど…
同じなんだ。
それが不思議で不思議で。
三浦先生は普段、どんな人なんだろう。
気付けば私、三浦先生の教師の部分しか知らないや。
それが、何だか寂しくて。
もっと知りたいな、
…三浦先生…。