「………。」


『………。』


無言になってしまう。
いつもの
藍川じゃない。


いつもだったら、
凄くつまらない話しでも
してくる。




本当に今日の藍川って
訳わかんない。




私の心の中にある
黒い部分から、
もくもくと上がってくる
何か。





『彼女さんと帰ったら良いのに。』




それは
言葉となって私から発せられる。