VIPルーム
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」

「彩音・・・・・何で」

「・・・・・・・・・・・・・・・・」

ガラッ
「天野さん少しな休んで『嫌です!?』・・・・・・・・」

「わかりました貴方の親御さんには私から事情を言います。」

「?!いいですか!?ここに居て」

「帰りなさいって言っても天野さんは帰りますか?」

「帰りません」

「私も此処に残りります。」

「すいませんありがとうございます・・・・・私はこの子の物を色々持ってきますので彩音を見ててもらってもいいですか?」

「わかりました」

彩音の母が居なくなって
「テレビにニュースのこと流れてるのかなぁ?」

「一回見てみようかぁ?」

「御願いします」

«只今のニュースは午後12時過ぎ桜崎学園のちかくにある道路で6才児の男の子を助けようとした桜崎学園に通う高校1年生の水川彩音さんが車に引かれて病院に運ばれ意識不明の重体でいます。その水川さんが引かれ車は、いまだに見つかっていません
なお目撃者によると黒い車で若い男性が運転をしていると言うことです……»

「流れてる・・・・・・・・・」

「・・・・・・・・・・っ~」

「天野さん」

「どうしてよぉ~」

ガラッ
「彩音は大丈夫ですか?」

「・・・・・・・・・・・・・・・」

「グスツ・・・・弘に聖汰?」

「彩音は、大丈夫か?と言いたい所だが無理だなぁ」

「手術・・・三時間半も掛かったの」

「またあんなことがなきゃいいのに」