「もしもし…どちらさまで「癒兎!?」





「お兄ちゃん!?」





私がそういった瞬間、天狼先輩が飲んでいたジュースを吹き出したのは言うまでもない。




「ど、どうしたの?」




『癒兎、今どこにいる?』




「天狼先輩の家だけど…。」




『ちょっと天狼にかわれ!』




「う、うん…。天狼先輩…。」




「ん?」




「お兄ちゃんがかわってほしいって。」




「…めんどくさい……。」




『なんか言ったか天狼。』




テレパシー!?