「くま子のお母さんは言いました「くま子の結婚は認めない。」そんなくま子のお母さんの言葉を聞いたくま夫はくま子のために…」


何読んでんだ?って不思議な顔をした隆幸がこっちを覗いている


「来たんなら声かけてよ…私変な子みたいじゃん!」


隆幸は耳についてピアスをいじりながら小さく笑っていた。


「ごめん、ごめん…てか、シビアな幼児本読んでなー」


少し恥ずかしくなって顔を隠した。


「それより!私からの相談を聞いてくれたまえ!」


また、笑いやがった!


「ごめん、だって最初の頃とキャラが…」


ずっとニコニコする隆幸を見てほっとしてしまった。