「じゃねーっ!」
笑顔でみんなと別れ
いつもみたいに家に
続く慣れた道。

ただひとつ違うこと。
後ろに足音がきこえる。

怖い。怖いよ。


家への曲がり角を
曲がろうとしたその時。


「ねぇ。」

肩を掴まれた。

「な...んですか?」

恐る恐る振り向くと
さっきマックでみた
チャラチャラした男が
立っていた。


「メアド教えて?」
チャラ男が言った。
私は面倒臭かったんで
メアドを教えたら
何事もなかったように
仲間と帰っていった。

こいつのせいで
何もかもが変わっていく
出逢わなければ良かった

あの頃の私はきっと
そう思うだろう。