しかし迷ってしまった。
ふと目の前に影有さんが居たのでまた、案内を頼むことにした。

「影有は主人公なのか」
「は?」
「いや。偶然出会ったからの」
「お前はとりあえず普通に喋れ。キャラとかいいから」
「なんのことやら」
実は古典というより、
私のキャラは
アニメのキャラだったりする。

古風口調で大和撫子の、
『楓』というキャラに私ははまっている。
楓は巫女だ。

世界の悪を封じる役目の
おうまがどきの巫女である。
しかし
このことは絶対に内緒である。
髪形も何げに同じにしてある。