「はい?何ですか?」
黄色崎だった。


お前じゃねえよ!

「てら、寺崎に代われ」
「テラ寺崎はいませんよ」
「寺崎だ」
「僕です」
「いや、お前じゃない」
「いえ僕です」
「じゃあお前でいい聞いてくれ」
「なんですか?」
「屋上に幽霊がいる」
「目の錯覚ですよ。幽霊なんて非科学的です」
「お前の存在も非科学的だろが」
「僕は並行世界の僕です」
「やめろ!話をややこしくするな」
「実は格闘ゲームの世界からきました」
「色違いだからってなんでも許されると思うな」
「眠いんできりますね」
「おい」

切られた…。