「………って、なんかクサイ台詞言ったな!」

「ううん!なんか今のお父さん凄くカッコ良かったよ!」

「そうか?ありがとな。」

「ううん、私こそありがとう♪なんかスッキリした!」

「そっか……幸せになれよ、真李亜。」

お父さんは目を細めて、涙を一滴流しながら言った。

「……うん!絶対に…幸せになるよ。」

「っ…あぁ。」

すると扉の向こうから入場の合図がかかった。

「それじゃあ行くか!」

「っ、うん!」

ギィ---…