「え、ちょっと待って。ていうか何でキスで結婚なの?いや、そもそも何でキスしたわけ?ちょ、本当待って。頭が働かない」
花音が半ばパニックに陥ってしまったのに対し、カイルは申し訳なさそうにしながらも冷静で。
「いや、だから悪かったって。お前があんな願い事するから俺も焦ったんだよ」
若干苦笑混じりにそんな事を言われても花音の疑問には何も答えてはくれていない。
「いや、だから…」
花音が再び同じ質問をしようと口を開いた時。
カイルがそれを遮った。
「俺も。花音と居たかったから。あのまま離れたりしたくなかった」
「え…?」
「お前、中々願い事する気配ねーしさ。もしかしたらこのまま一緒に居れんのかもって思ってたけど。一応叶える側としては「一緒に居たい」なんて言えねーし。なのに俺もムキになって馬鹿な事言っちまって。そしたらお前泣きながら謝ってあんな願い事するだろ。焦ったんだって」
花音が半ばパニックに陥ってしまったのに対し、カイルは申し訳なさそうにしながらも冷静で。
「いや、だから悪かったって。お前があんな願い事するから俺も焦ったんだよ」
若干苦笑混じりにそんな事を言われても花音の疑問には何も答えてはくれていない。
「いや、だから…」
花音が再び同じ質問をしようと口を開いた時。
カイルがそれを遮った。
「俺も。花音と居たかったから。あのまま離れたりしたくなかった」
「え…?」
「お前、中々願い事する気配ねーしさ。もしかしたらこのまま一緒に居れんのかもって思ってたけど。一応叶える側としては「一緒に居たい」なんて言えねーし。なのに俺もムキになって馬鹿な事言っちまって。そしたらお前泣きながら謝ってあんな願い事するだろ。焦ったんだって」