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翌日。




朝から苺大福を作る為の材料を買いに行って家に戻ってきてからカイルと共に作業を始めた。



花音自身、和菓子作りなんて初めての事だったがパソコンで調べながら何とか手順通りに進める事が出来た。



そしてそんな花音の隣では。




「花音!花音!これ少し食べていいか?!」



「あ、ちょっと」



「…なんだコレ。饅頭だけで食べるとあんまり甘くないな、」




作業に手を使わず、つまみ食いに精を出すカイルの姿。