だが、花音の言い分などカイルにとっては関係の無いものなのだろう。
完全にそっぽを向いて拗ねてしまったカイルに花音は苦笑混じりに言葉を落とした。
「明日一緒に苺大福作ろっか」
カイルの返事は無いものの、その肩が一瞬ピクっと動いたのがわかった。
「明日はバイト居酒屋だけだから、夕方までは家に居るし」
僅かに顔をこちらに向けたカイルと一瞬目が合うがすぐに逸らされる。
「今日走って帰ってきちゃったから苺大福買えなかったし。それに…」
近づいて顔を覗き込めば少し拗ねたままのカイルと目が合い、今度は逸らされる事はなかった。
「たくさん作ったら、好きなだけ食べられるよ」
そう笑顔で言えばカイルはボソっと言葉を落とした。
「…どうしてもって言うなら。手伝ってやってもいい、」
あまりに子供染みた態度に思わず顔が綻んでしまう。
そしてそんな花音を見てカイルもようやく少し笑ったのだった。
完全にそっぽを向いて拗ねてしまったカイルに花音は苦笑混じりに言葉を落とした。
「明日一緒に苺大福作ろっか」
カイルの返事は無いものの、その肩が一瞬ピクっと動いたのがわかった。
「明日はバイト居酒屋だけだから、夕方までは家に居るし」
僅かに顔をこちらに向けたカイルと一瞬目が合うがすぐに逸らされる。
「今日走って帰ってきちゃったから苺大福買えなかったし。それに…」
近づいて顔を覗き込めば少し拗ねたままのカイルと目が合い、今度は逸らされる事はなかった。
「たくさん作ったら、好きなだけ食べられるよ」
そう笑顔で言えばカイルはボソっと言葉を落とした。
「…どうしてもって言うなら。手伝ってやってもいい、」
あまりに子供染みた態度に思わず顔が綻んでしまう。
そしてそんな花音を見てカイルもようやく少し笑ったのだった。