「そういえば。シャボン玉に触らなかった場合はどうなってたの?触られるまでそのまま?」



「え…、あぁ。そういえばどうなんだろうな」



「………。」




そんな適当でいいのか。。




「そんな呆れた顔するな。お前を含め今まで全員すぐに触ったんだから結果オーライだ」




…さいですか。




そう思いつつも花音は先ほど見た光り輝くシャボン玉を思い出してみる。




まぁ、確かに。




「…あれだけ綺麗なら触りたくもなる、か」



「え……?」




呟いた言葉に反応するカイルの声。



その表情はどこか険しく、どこかいぶかしむかの様だった。