全ての話が纏まりかけた中、ただ一人納得のいかない者が居た。
「…何なのよ、それ」
鋭くカイルを睨むその目はあまりに冷たく研ぎ澄まされている。
「認めないわよ!リルを殺しておいて国王になるですって?!いきなり戻ってきたと思ったら今度は人間と結婚する?!自分勝手なのもいい加減にしてよ!死んだリルの気持ちはどうなるの!」
再び取り乱した王妃に声をかけたのはジークと呼ばれた男性。
「王妃様。言葉遣いにはお気を付けて下さいまし」
「ジーク!貴方は黙ってなさい!大体貴方が余計な事を言うから…!」
「もういい加減、許してあげられてはどうですか?」
「……っ!」
「…何なのよ、それ」
鋭くカイルを睨むその目はあまりに冷たく研ぎ澄まされている。
「認めないわよ!リルを殺しておいて国王になるですって?!いきなり戻ってきたと思ったら今度は人間と結婚する?!自分勝手なのもいい加減にしてよ!死んだリルの気持ちはどうなるの!」
再び取り乱した王妃に声をかけたのはジークと呼ばれた男性。
「王妃様。言葉遣いにはお気を付けて下さいまし」
「ジーク!貴方は黙ってなさい!大体貴方が余計な事を言うから…!」
「もういい加減、許してあげられてはどうですか?」
「……っ!」