「…!父上!本当ですか!」
その声が喜びに満ちていて、花音はそれだけで満足だとすら思えてしまう。
やはりカイルは笑っているのが一番似合う。
「あぁ、だが…」
その視線が花音に向いて、花音は僅かに肩に力を入れた。
「言ったように前代未聞なのでね。こちらに来ていいのはお嬢さんだけだ。君の家族や親族は来れない。それと…こちらの国の者になる以上は人間界に帰る事も出来ない。それでも構わないのかね?」
花音には元々家族は居ないし、戻ってまで会いたいと思う親しい人間も居ない。
ただカイルさえ居てくれればそれで構わないのだ。
頷いた花音を見て国王はもう何度目かもわからない溜息と共に言葉を落とした。
「だったら…もう好きにしなさい」
その声が喜びに満ちていて、花音はそれだけで満足だとすら思えてしまう。
やはりカイルは笑っているのが一番似合う。
「あぁ、だが…」
その視線が花音に向いて、花音は僅かに肩に力を入れた。
「言ったように前代未聞なのでね。こちらに来ていいのはお嬢さんだけだ。君の家族や親族は来れない。それと…こちらの国の者になる以上は人間界に帰る事も出来ない。それでも構わないのかね?」
花音には元々家族は居ないし、戻ってまで会いたいと思う親しい人間も居ない。
ただカイルさえ居てくれればそれで構わないのだ。
頷いた花音を見て国王はもう何度目かもわからない溜息と共に言葉を落とした。
「だったら…もう好きにしなさい」