「何だ?」



「ぬいぐるみって何でそこ?ていうか、私もう二十歳だから。大人だから。お菓子とかも自分で買えるし。願い事のハードル低すぎない?」




何だか目の前の男が途端、胡散臭く見えてしまう。




「…っ、失礼な!我はシャボンの国の皇子であるぞ!その我に対し、その様な口の利き方をしていいと思ってるのか!」



「うん、まぁ…。それはさっきも聞いたけど…」




言葉を返せど、カイルはもう口を尖らせ拗ねているようだ。




…何か子供っぽいんですけど。。


ていうか、年上に見えるけど実は年下なのか?






「あのさ、アンタ歳いくつ?」



「さぁ…もう何年もこっちの世界に居るし、この世界とシャボンの国では暦も違うからな。200は超えてるハズだが」



「200?!」




からかわれている。



確実にそうとしか思えない。