「おい、そこの少女」

すると木の上から声がした
見上げてみると、そこには一羽のハト

「今、空を飛べたらどんなにいいかと考えていただろう」

ハトが喋った

私はまず、考えていたことを当てられたことよりもそっちに驚いた


「ハトが喋ったということには触れないでほしい」

するとハトはいきなり無茶難題を私につきてけてきた


「それよりも、お前は今空を飛びたいと思ったな?」

「あ、はい」

思わず返事をしてしまう