わたしは藍


そして恩返しをしきれないくらいにわたしを助けてくれた ――――美翔


もうありがとうが言い切れないよ


今は違う中学校でもどこかで繋がりが見つかるんだ


それを待っている

親愛なるあなたへ向けた青春ストーリー








小学四年生のときに同じクラスになった


それがあなたとの出会い









同じクラスになったとき


あんまり関わってなかったのに


だんだんなかよしになってきたんだ


そしていつからかわからないけど二人で折り紙をして遊んだよね


もう覚えてないのかな

違う中学になったから

関わることが少なくなってきた



そんなときにたまたま部活が一緒だった


嬉しかったんだよ



でもねその半分は


悲しかった


なぜかって?

りゆうは――....




小学六年生になって



また同じクラスでうれしかった


うちらは一度や二度喧嘩をしてもすぐに仲直りした


でもうちのせいで


仲良かった頃にそのときは

戻れなくなっちゃった


だからごめんね



理由なんか簡単だよ



うちらは同じ人を好きになってしまったのだから



うちらが同じ人を好きになったりしなければ


大事の喧嘩なんかしなったのに






卒業までその日から一言もしゃべらない


泣いて謝ったりもした


また昔みたいに戻りたかった


美翔は先にその人を好きになって

その人の話を聞いてるだけでだんだんうちはあとから



――――好きになっちゃった




だからごめんね



だけどね


美翔はその人のはなしをしてるだけですごく笑顔だった


だからうちは違う人を頑張って好きになったりもした


でももう好きになんかならない


そう決めたんだ