回り終わると、水族館の目の前にある砂浜に行った。 ちょうど夕日で、海は赤く染まっていた。 「綺麗……」 「本間やな。」 そう言うと、自然に充の顔が迫って来て、 唇が重なった。 「ちょっ、ここ人前…」 「大丈夫、誰も見てへんって♪」 確かに回りには人は居なかった。