兼田くんの方を見ると唇に何かが当たった。




「ん……」




一瞬何がなんだか分からなかったけど、すぐにキスされてるんだと分かった。




唇はすぐに離れた。




「糸浦って凄い甘い味がする。離れたくなくなるやん。」




そうゆうと、またあたしの頬をもってキスをした。




また、唇が離れると、兼田くんは照れたように、




「じ、じゃあ、また明日。」




そう言うと走って帰っていった。




あたしのファーストキス………




れもんの味はしなかったなあ〜




あたしは部屋に入った後も、兼田くんの事ばかり考えていた。