「うッ・・・

ッ~・・・だめぇ?」

半泣き状態の私。
パプリカだけは(だけじゃないケド)
本ッッッッッ当に食べれない。


『食え』

鬼ぃ!!悪魔ぁぁ(泣)


『ア~ヒャッヒャ!!

可愛いなぁww詩』

ん?と笑いながら顔を覗き込む
茜。

と同時に赤くなる私の顔。


『兄貴・・・甘やかさないでよ』

鬼のような(既に鬼)形相で
睨みつけている葵。


『・・・詩。

葵はなぁ、心配してんだよ。

おめぇが、大人になっても好き嫌いが

あることに・・・・サ。

だから、厳しくしてるし・・・

詩にとっては怖いかもしんねェ。

ケド、分かっといてな?

葵は詩が嫌いなんじゃなくて、

詩の事が好きだからこそ、

本気で直そうとおもってんだ』