ずきんと


胸が痛んだ。


目の前の光景が信じられなかった。


でもそれは確かに現実で。



あたしの視線の先には


確かに


大島くんと

“ミユ”ちゃんと呼ばれた小さな女の子と

それから..


「心優は本当にパパが好きなんだから」


あたしとは正反対の可愛い女の子が

幸せそうな瞳で二人を見つめていた。



信じられないって思ったけど

すぐに納得してる自分がいた。