でも何故大島君がそんなに早く帰りたがるのか
その理由を知ったのは
あたしが大島くんを好きという気持ちに気付いた翌日の放課後だった。
いつもの通り、学校が終わり、図書委員の仕事を済ませて帰宅する途中だった。
いつもと違う道を通って帰ろう
そう思ったあたしは少しだけ遠回りをして家に帰った。
いつもは絶対に通りそうもない信号を渡り
小さな公園に差し掛かった所で
「ぱぱぁ~!!」
明るくて、可愛い声が耳に入った。
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