校門を抜けるとそこはすでに人だかりができていた。
あまり背が高くないので背伸びをしてみるとクラス発表の書かれた大きな板が貼り出されていた。
「沙希ちゃん、クラス発表貼り出されてるよ!!」
「マジで!?ちょっと私自転車置いてくるからシロは先に見てて!」
慌てて駐輪場に向かう沙希ちゃんを背に私は人だかりに突っ込んでいった。
もみくちゃにされながらも一番前までたどりつくとズラリとクラスと名前が書かれていた。
沙希ちゃんと……同じクラスでありますように…。
あれだけのワクワクはどこに行ったのやら、祈るような気持ちでA組から順番に見ていく。
「あ、沙希ちゃんだ!」
A組に『三好沙希』の名前を発見した。
でも…あれ、私の名前がない…。
何度も何度も見直しても『城田知世』名前は見つからず、ついに私はB組、C組の一覧を見る。
「あった……。」
でもそれは私にとって残念な結果だった。
C組……沙希ちゃんとはクラスが離れてしまった。
「シロー!どうだった?一緒だった?」
後ろからやってきた沙希ちゃんに小さく首を振ると沙希ちゃんは残念そうな顔をした。
「まぁ仕方ないよね…。5分の1の確率だし。クヨクヨしてても仕方ないよ。さ、教室に行こ!」
沙希ちゃんに手を引かれ重い足を教室の方へと運ぶ。
この先、いい事あるかなぁ…?
あまり背が高くないので背伸びをしてみるとクラス発表の書かれた大きな板が貼り出されていた。
「沙希ちゃん、クラス発表貼り出されてるよ!!」
「マジで!?ちょっと私自転車置いてくるからシロは先に見てて!」
慌てて駐輪場に向かう沙希ちゃんを背に私は人だかりに突っ込んでいった。
もみくちゃにされながらも一番前までたどりつくとズラリとクラスと名前が書かれていた。
沙希ちゃんと……同じクラスでありますように…。
あれだけのワクワクはどこに行ったのやら、祈るような気持ちでA組から順番に見ていく。
「あ、沙希ちゃんだ!」
A組に『三好沙希』の名前を発見した。
でも…あれ、私の名前がない…。
何度も何度も見直しても『城田知世』名前は見つからず、ついに私はB組、C組の一覧を見る。
「あった……。」
でもそれは私にとって残念な結果だった。
C組……沙希ちゃんとはクラスが離れてしまった。
「シロー!どうだった?一緒だった?」
後ろからやってきた沙希ちゃんに小さく首を振ると沙希ちゃんは残念そうな顔をした。
「まぁ仕方ないよね…。5分の1の確率だし。クヨクヨしてても仕方ないよ。さ、教室に行こ!」
沙希ちゃんに手を引かれ重い足を教室の方へと運ぶ。
この先、いい事あるかなぁ…?