2年生最初の1日は慌ただしく過ぎて放課後のチャイムが鳴るのがあっという間だった。
「おい。」
帰り支度をしていると隣から声をかけられた。
黒澤君だ。
「今日の委員会、俺出れないから。」
「え?」
「部活のミーティングあるから。」
それだけ言うと黒澤君はスポーツバッグを持って教室から飛び出していった。
「あ…黒澤君…!!」
私が止めようとした時にはそこに彼の姿はもうない。
今日1日で分かった。私は黒澤君が苦手だ。
口も悪いし、目つきも悪い。(←これについてはどうしようもないと思うけど)
結論をまとめると…怖い。その一言に尽きる。
バスケ部って強いみたいだし練習も厳しいらしいし。ミーティングもきっと出なきゃいけないのかな。
それにクラス委員だってくじ引きで不本意になってしまったんだし…。(おかげで1日中隣の席からは不機嫌オーラが充満していた…)
ま、仕方ない。1人で行こう。
2年クラス委員会は廊下の突当りの空き教室で行われる。
静かに扉を開けて中を覗くとすでにみんな集まっていた。
「C組のクラス委員だな。そこの空いている席に座って。」
クラス委員会の担当の先生が私に告げる。
「…あら、男子のクラス委員は?」
「あの、今日は欠席です。」
「そう…初日から欠席なのね。」
先生の小言がチクリと刺さる。
私が悪いんじゃないのにー。
「おい。」
帰り支度をしていると隣から声をかけられた。
黒澤君だ。
「今日の委員会、俺出れないから。」
「え?」
「部活のミーティングあるから。」
それだけ言うと黒澤君はスポーツバッグを持って教室から飛び出していった。
「あ…黒澤君…!!」
私が止めようとした時にはそこに彼の姿はもうない。
今日1日で分かった。私は黒澤君が苦手だ。
口も悪いし、目つきも悪い。(←これについてはどうしようもないと思うけど)
結論をまとめると…怖い。その一言に尽きる。
バスケ部って強いみたいだし練習も厳しいらしいし。ミーティングもきっと出なきゃいけないのかな。
それにクラス委員だってくじ引きで不本意になってしまったんだし…。(おかげで1日中隣の席からは不機嫌オーラが充満していた…)
ま、仕方ない。1人で行こう。
2年クラス委員会は廊下の突当りの空き教室で行われる。
静かに扉を開けて中を覗くとすでにみんな集まっていた。
「C組のクラス委員だな。そこの空いている席に座って。」
クラス委員会の担当の先生が私に告げる。
「…あら、男子のクラス委員は?」
「あの、今日は欠席です。」
「そう…初日から欠席なのね。」
先生の小言がチクリと刺さる。
私が悪いんじゃないのにー。