「じゃあ少しだけ。」 「10分ね。9時25分まで。俺ちょっと電話してくるわ。」 そしてあたしは机に突っ伏し、先生は一旦勉強部屋から出た。 静かになった室内。 部屋の外からは先生の電話の声がうっすらと聞こえてくる。 相手は誰なんだろう? とか考えているうちに、私は眠ってしまっていた。