「これ先生の字?」 「うん。」 「ほんとに?彼女のとかじゃないの?」 「俺の字だよ。しかも俺彼女いないから。」 「いないんですか!?」 「いない。いると思った?」 「はい。先生モテそうだし。」 軽そうだし。 絶対先生には言えないけどあたしの心はそう付け足した。