「絶対やだ。」


「何で?」



「俺のキャラじゃねーもん。」


あたしはそのギャップが見たいの!



「だからこそ良いんじゃん。乗ろうよ。」


負けじと押す。



「……しょうがないなぁ。行くぞ。」

あたしが思ってたよりも、簡単に折れてくれた。



そしてスタスタと乗り場に向かう先生。



「どれに乗ろうかな〜。」



なんて、さっきまで嫌がってたくせに、意外と楽しそうに何に乗るか選んでいる。