「恭平は、わかりやすいから…。
まぁ……それだけじゃないけどね


「………ありがとな?心配…して
くれて。でも俺はもう……いいん
だよ。お嬢様の幸せが俺ら執事の
幸せだから」

………と、ありきたりなセリフを
俺は言った。


「執事も人間だよ?幸せになっていいんだよ?」

「…………じゃあ、柚が忘れさせ
て?」

………と、冗談で言ったのに…。

「…………//////」

顔を真っ赤にして、
黙りこんでしまった柚。


………やっべ…。

いくらなんでも、
からかい過ぎたか…。