「奈々子はどうなの?」
「えっ。私は、宏一君に恋してる。」
耶麻崎宏一。
スポーツ万能、勉強トップ、優しい、かっこいい
と、いいところしか思いつかない男の子。
でも、私はあの時の男の子が忘れられなくて、宏一なんかには恋しなかった。