近くで見ると肌が白かった。


でもやっぱり目を見てしまう。


じっーと目を見ていたら田村君と目が合ってしまった!


「あっ…あの〜あれですね…寒いですよね〜」


何言ってんだ自分!


「そうですね」


喋った!


すると田村君の前の席にいた岡田英人が後ろを振り向いた。


「あ〜!オレが先に喋ろうと思ったのに〜」


「はっ?」


「お前が会話第1号かよ〜」


すると香織も後ろを振り向いて

「意味分かんないんだけど!あっ。田村君、初めまして〜青山香織でーす」


田村君は軽く会釈をした。

自己紹介しなくちゃ…

「あの…」


「オレは岡田英人!英人って呼んで!」


「よろしく…」


何っ!先越された…


そのあとも言うタイミングはなく、結局何も言えなかった…