はあぁぁぁい?
こ…告白!?


「俺のことが好きなのか?」

「そうだよ!…それで、頼我くんの好きな人は?私も言ったよ」


俺の好きな人は…


俺の…




俺の好きな人は…


「佐伯だよ」



ごめん。颯天。
もう気持ちに嘘はつけない。

「えっ…それって、冗談?」


「冗談なわけねーだろ。本気だ」

俺はそう言うと、佐伯の頬がいっきに火照る。

「ホントに?…嬉しい…ありがとう、頼我くん…」


「今から俺たちカレカノなんだしさ、呼び捨てで呼ぼうぜ♪俺も未玲って言うから頼我って呼んで」


「…頼我」

くそっ…可愛い。
「おう。未玲」


それから俺たちは、2人で微笑みあった。最高の笑顔で。


部活も恋も、俺は颯天に勝った。