「俺も佐伯が教えてくれたら♪」
「ひっどーい!!…じゃあ、教えるから…来て?」
そう言いながら俺の制服の袖をかるく掴む佐伯。
「…おう」
そのとき、颯天と目があった。
「…」
無言で俺を見つめる颯天。俺だけを。俺だけを、ただただ見つめていた。
そしてまわりのみんなは、
「あの2人、絶対できてる」
「最近仲良かったしね」
「ついにあの頼我にも彼女!?」
俺と佐伯は、そんなまわりからの言葉を無視していた。
「ちょっと待て」
そんな中、一言口にした男…
それは、
颯天だった。
メニュー
メニュー
この作品の感想を3つまで選択できます。
読み込み中…