「紹介するわね。
私の妹の・・」

「今生ちゃん・・でしょ?」


「えっ?」




お姉ちゃんが言い終わらないうちに、そう言った。




そしてあたしの耳元でそっと囁いた。




「軽い女の今生ちゃん♪」

「なっ?!
ちょっと、あなた来て!」



あたしは強引に先生の弟を外に連れ出した。





「えっと、未来・・君だっけ?」

「そう。
あっ未来でいいよ」



人なつっこい顔で笑う。


かわいい・・なんて思ってしまった。





「あたし達・・そのつまり・・寝たことある?」


「ないよー」





あたしのことを知っていたから、てっきり一度寝たことあるんだと思った。





兄とも寝て、弟とも寝てたらシャレになんないじゃん。





とりあえず安心した。