そう…‥目。



大きな二重の目は、先生と同じなんだけど。




未来の目は、透明なガラスのようにキラキラ輝いていたんだ。







あたしはそれから、未来のことが忘れられないでいた。




初めは小さな存在だったのに、時間が経つにつれあたしの心は未来で独占されていた。






またあたしの携帯に知らない番号が並んだ。



出てみると、低い懐かしい声がした。




すぐに未来だと分かった。



「もしもしー俺、未来だけど・・」


「・・・」





声が出ない・・


嬉しいような、恥ずかしいような気持ちが混ざりあっていて、よく分からない。