俺たちが、恋人に戻って一ヶ月。

あれからは、なんの騒動も起きず、
幸せな暮らしを送っていた・・・。


「愛那~!!遊びに行こうぜ。」


「いいのぉ?行く行く!!」



俺は暇だった。

だから愛那をデートに誘った。
理由は他にもあるんだけど・・・。ニヤリ



「で、どこ行く?」



「う~ん、どこ行こう?」



確かに悩むよなぁ、、、

この辺は何にも無い、住宅地。
行くところはどこも無い。



「じゃ、とりあえず下に行くか。」


「うん。って、家の中じゃん!!」



そりゃそうだろ。

玄関は下にあるんだから、
とりあえず下に行かないと、、、



「行くぞ!!」


俺は、愛那の手を引っ張って玄関に向かった。



「悠斗。」



え?
今、何か聞こえたか?

俺はそう思って前を見た。