<愛那 サイド>


やっぱり、悠斗じゃなきゃ駄目なんだ。
あたしがあたしじゃ、無くなるんだ。


でも、迷惑だよね・・・。


悠斗は、、、待ってるって言ってたけど、
やっぱり迷惑だよね、、、



あたしは、優柔不断だなぁ・・・。
・・・なんて、つくづく思った。



だけど、あたしには悠斗が必要なんだ。
もう、迷わない・・・。


あたしは、悠斗に逢いに行く!!



そのあとスグに、家を飛び出した。


ドスッ


鈍い音と共に、あたしは誰かにぶつかった。



「ごめんなさい!!急いでて、、、」



あたしは、謝った。


あれ?
この感じ、、、もしかして?


そう、思ってあたしはその人の顔を見た。
見たとたん、涙が溢れた、、、


「な・・ん・・・・で・・?」