俺たちは、祖父ちゃんの言う通りに中に入った。


「で、どうしたんじゃ?
悠斗が来たってことは何かあったんじゃろう?」


流石祖父ちゃん、鋭いな。


「親父が俺の婚約者を連れて来たんだ。
で、『愛那と別れるつもりは無い』って
宣言して家を出て来た。」


「そうか、可哀相なことをしたな。
大丈夫だ。わしが、明日言ってやるから。」



やっぱりお祖父ちゃんは、味方になってくれた。



「ありがとう、祖父ちゃん。」



「いいんじゃよ。
わしの息子がしたことなんじゃから。
あと、今日は遅いから泊まってけ。」



「あぁ、そうするよ。」



そうだな、今日はもう遅いし。
行くあても無いしな。



「それにしても悠斗。
可愛い彼女作ったなぁ!!
こんな可愛い子がいるのに婚約者なんて、、、
まったく優輝は何を考えてるんじゃか・・・。」



優輝=親父


お祖父ちゃんは面白い(笑)
愛那なんて、褒められて照れてるし・・・。


その姿がまた、可愛い。
って俺、ココまで来て何考えてるんだか、、、