幸せな日々に、突然異変が起きた。


「こちら、悠斗の婚約者 北條 由香さんよ。」


俺の両親が、婚約者を連れてきたんだ・・・。


「俺には、恋人が居ます。
なので、婚約はできません。」


俺は、もちろん断った。



「許しません。貴方は、
外山財閥を継ぐ人間ですよ。」


「そうだぞ、別れなさい。」



なんて言うんだ。
だから俺は、こう言った。



「別れるつもりはありません。
だったら、家を出ます。」



・・・と。




『別れろ』、『許さない』などと言う事を、
たくさん言われた。



それでも俺は、絶対に別れない。
愛那を守もってみせる。