「きっともう、大丈夫だね。」


愛那が微笑みながらそう言った。


「あぁ、きっとな。」


『一成、幸せになれよ』
俺は心のなかでそう、呟いた。



「じゃあ、あたしそろそろ帰るね。」


「もうそんな時間か、送るわ。」


「ありがとう。」



愛那の家まで送って、戻って来た。



あまりにも幸せ過ぎて、気づかなかったんだ。
これからどんな悲劇が起こるか、、、



愛那。
何があっても、お前だけは守るからな・・・。

俺は、そう決意したんだ。
こうして、幸せな誕生日が終わった。