「ん?」


愛那のほうを向いた瞬間、首の辺りがフワッっとした。


「誕生日おめでとう!!」


「え?」


俺の首には、黒いマフラーが掛かっていた。



「プレゼントだよぉ!!」



「ありがとう。めっちゃ嬉しいよ。」



俺がそう言うと、
愛那は『よかった。』って言って微笑んだ。



「てか、俺の誕生日よく分かったな。」


「当たり前じゃん。それくらい知ってるよ。」



「そう?」


知ってるもんなのか?
でも、嬉しかった。絶対、大切にするし!!